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【報告】こどもビジネス学校~カフェビジネスを学ぶ~

2023年1月29日から5回にわたり「こどもたちのためのビジネス学校~カフェビジネスを学ぶ」を開催しました。

提供したメニュー「Cafe smile villageオリジナルランチ」


こどもビジネス学校は、主に児童養護施設の子どもたちを対象に行っているもので、ものづくり、お店づくりを座学+体験から学ぶ講座です。初めて開催した2021年は、ハンドメイド商品中心に、大人に混じってマルシェ出店するというものでした。


今回のテーマは、「カフェビジネス


普段飲食業の支援も多い私にとっては、カフェビジネスの楽しさ、難しさをどう伝えるか?悩ましいところがありましたが、終わってみれば、想定を超える反響、大人の皆さまの温かいご支援を頂き、代えがたい喜びになりました。


少しだけその様子をご紹介したいと思います。


現地視察からスタート!

風情のある土間、テーブルと椅子。

シンプルながらこだわりと個性が感じられる素敵なカフェ「いきいきカフェ」さんの場所をお借りできることになり、みんなで店内空間をしっかり観察しました。




「すごいきれい」

「素敵だな~」


歓声とともに、期待と不安が混じったような会話が聞こえてきました。開店前ということで、物品の購入はこれからとのこと。子どもたちと企画する「カフェスマイルビレッジ」が、利用者第一号となります。


初対面から2週間後に、カフェオープン

カフェ視察のあと、お互いに自己紹介をして、いよいよカフェの企画に入ります。こちらからは、カフェ運営で大切なこと、メニュー立案で抑えておきたいことなどを伝え、あとは自由にメニューアイディアを挙げてもらいました。







事業を立ち上げる時に、必要な三つのこと


考えて、決めて、行動する


限られた時間、場所で何ができるか?みんなであれこれ意見を出し合いながら、何とか企画はまとまりました。



前日、みんなで買い出し

メニューが決まると、食材と備品を揃えなければなりません。買い物用の食材一覧を作成し、カフェオープンの前日に、みんなでスーパーに行き、食材の調達へ。


調味料は、自然食品を扱う「はる菜」さんにて。いきいきカフェさんのお隣にあります。


近所のスーパーで生鮮食品を購入。調達した材料を用いて、翌日の下ごしらえと準備に取り掛かりました。しかし、想定以上に準備することがあり、実は予定の半分程度しか進まず・・


本当にカフェをオープンできるのか?


そういえば


集客方法を考えていなかった・・

こどもたちに教えることに必死で、肝心のプロモーションが抜け落ちていたことに気づき、焦り始めたのが前夜遅く。とにかく、終えることを優先して、明日は乗り切ろうと心に誓い、当日を迎えることになりました。


オープンと同時に行列が!

当日は9時に集合して、一斉にカフェの準備を行いました。


メニューは、以下の4点

<ミニランチプレート>


・鶏肉のトマト煮込み

・シーザーサラダ(手作りドレッシング)

・コーヒーゼリー又はヨーグルト

・ライス(白ごま)


サラダの野菜を切って、盛り付け、ドレッシングは手作りで。トマトソースもレシピを見ながら、調味料の配合を調整して、少しだけ大人のサポートもありましたが、ほとんど子どもたちだけで制作しました。








結果的に、本当にたくさんの方にお越し頂きました。11時30分のオープン前から、入口付近にお客様が並び、限定30食もあっという間に完売!


修了式で振り返り

カフェでの体験を振り返り、いろんな感想を頂きました。


・難しかったけど、楽しかった

・人と話すのが楽しかった

・スーパーでの買い出しが面白かった

・お肉焼くのが難しかった



みんなのいきいきした表情が印象的で、充実した時間であったことが伝わりましたし、2名の文教大学の学生さんのお力添えもあり、最後はお互いの結束、気持ちが通じ合い、素晴らしいチームになりました。




さいごに

今回の企画に、大変多くの方々のサポートを頂きました。お客様をはじめ、ボランティアで運営に関わってくださった方、クリスマスビレッジの職員の皆様、学生ボランティアの皆様、そのほか、関わってくださった全ての皆様へ心からお礼申し上げます。


一般社団法人おせっかい子育てプロジェクトは、主に児童養護施設の子どもたちを対象に、ワークショップや体験講座を実施し、人、社会とつながるきっかけ作りを行う団体です。


個人としてアドバイザーを務めており、ビジネス学校や施設退所後の入居する子どもと企業との橋渡しをメインに活動してます。


様々な取り組みを通して、これからも貢献していきたいです。



小沼梨沙

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