【コラム】料理を通じた体験価値~食をもっと楽しもう~

04.22.2019

ファーストフード、スーパーのお惣菜など、外食や中食の存在は、忙しい現代人にとって欠かせないものになりました。これまで家庭内で行われてきた調理や食事を、家庭外で行う動向を「食の外部化」といいます。この「食の外部化」が進むことにより、食の簡便化が図られ、世代を問わず調理をする機会は格段に減ってきています。

 

 

 

◇「食の外部化」の背景

かつて、食生活の基本的な形式と言えば、スーパーなどで食材を購入し、家庭内で調理して家庭の食卓で食べるというのが、一般的なものでした。1970年代に外食チェーン店が進出を始め、80年代以降急速に発展。その後、惣菜や弁当など、外食と家庭内食の中間にあたる「中食」分野が急成長しています。このような変化の背景には、世帯構成の変化、女性の社会進出、食品産業の発展等が相互に関係しているといえるでしょう。

 

◇食事作りから学べること
いつでもどこでも食べることに困らなくなった今、私たちの暮らしは一見豊かになったように感じます。しかし、利便性の向上は、個人の生活力の維持という点において、弊害になることも心に留めておきたいところです。

 

外食でも中食でも、家庭内の食事でも、食材を調理して、食卓に提供するというプロセスに、様々な知識と知恵が駆使されています。普段何気なく行われている食事作りですが、メニュー考案から食材の調達、調理工程に至る一連の流れをスムーズに行うためには、一定の経験が必要です。

食事作りは、食材から出来上がり(料理)をイメージする力、そのイメージを具体化する力を要します。素材の特徴を理解し、最適な組み合わせを考え、使用する調理器具を手際よく使いこなす術と、なんといってもタイムマネジメントが不可欠です。

 

出来上がりをイメージする想像力、素材から最終形(料理)を作る調理技術力、最適な状態で仕上げる段取り力、盛り付けに必要な色彩感覚・・食事作りには、「買ってきて食べる」ことからは得られない力が身につくのです。

 

◇作ってみることで見える食の奥深さ
料理をすることで、食材にも意識が向いてきます。野菜の色、形、硬さは農家さんが自然と向き合い、努力の積み重ねによって育まれた産物です。料理から得られる体験価値は、様々な気づきを与え、きっと豊かな食生活へと導いてくれることでしょう。

 

※本コラムは、月刊「こどもの栄養」2016年1月号情報スクラップの内容を元に執筆したものです。

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