【コラム】食の自立で幸福な暮らしを~食の格差を解消するために~

03.01.2019

 

この時代になって食べることに困るほど、所得格差が生じているなんて、信じがたいことです。しかし、現実には、暮らし向きと食品摂取状況や栄養バランスに差が出ていることが、様々な調査研究でわかってきています。

 

特に顕著に表れているのが「野菜」の摂取状況。所得格差は食格差となり、野菜摂取の格差につながり、体の調子を整える微量栄養素(ビタミン、ミネラル)不足を招いてしまうことがあります。

一方、私たちは、いつも経済的にゆとりある生活ができるとは限りません。現代において、食の選択肢が増え、豊かな食生活が送ることができるようになりましたが、経済情勢の変化、生活環境の変化に伴って、食生活に「ゆとり」がなくなることもあり得ます。

 

「ゆとり」には、経済的なものと時間的なものがあります。いずれも気持ちのゆとりに大きく関係しています。どのような環境下にあっても、日頃から自立的な生活能力を身に付けておくことが大切です。推奨したいのは、老若男女問わず「食の自立」を促すこと。

食品の選び方、簡単な調理技術に加えて、食への探求心、なぜ食事が大切かを考え、思考力を養うこと、などが挙げられます。

 

「ゆとり」ある暮らしを送りたいと願っている人は多いと思います。ただ、ゆとりの感じ方は人それぞれであり、潤沢なお金、時間があれば幸せかというと、必ずしもそうではない気もします。限られた資源の中で、生きるために必要な食の知識、技術をフル活用することで、創造力だって養うことができるのです。「食の自立」は、まさに幸福感の源泉になるのではないでしょうか。

 

ひとり1人が生きる知恵、食の知恵を養うことで、食の格差を縮めていけるよう努力したいものです。


※本コラムは、月刊「こどもの栄養」2017年8月号情報スクラップ「食の格差を解消するためにできること~乳幼児栄養調査の結果から②」の内容を元に執筆したものです。


月刊こどもの栄養
http://www.kodomono-shiro.or.jp/jigyo/syuppan

 

 

 

 

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