災害時の「食べる」を支えるシンポジウム

03.22.2016

 

2016年3月12日(土)、東京医科歯科大学特別講堂にて『災害時の「食べる」を支えるシンポジウム』が開催されました。(主催:日本災害時公衆衛生歯科研究会)
 

東日本大震災から今年で丸5年となります。大規模災害時の対策は、各方面で行われていますが、災害時の「食べる」を支える仕組みつくりは人命救助に欠かせません。今回のような、災害時の「食べる」にフォーカスしたテーマでのシンポジウムは、非常に重要でかつ貴重な機会と思います。

 

シンポジストは、歯科医師・歯科衛生士・保健師・管理栄養士・言語聴覚士といった「食べる」に関連する専門家の方々。それぞれの立場で、災害時における現場での対応状況が発表されました。多職種の方のお話を聞き、「食べることができる」状態をつくる難しさを改めて感じました。口腔内のケアがしっかり行き届いていないと、味を感じにくくなってしまったり、自分の歯で食材を噛むことができず、栄養を摂ることができません。食事を取り込むためには、歯、舌、顎、頬の状態をしっかり整え、「食べる」土台をつくる必要があります。特に高齢者においては、多くの専門家の視点で支援が必要です。

 

また、会場では、東日本大震災時の避難所での食事写真が掲示されていました。写真から、避難所でのリアルな食生活の実態に衝撃を受けました。

 

 

 

 

緊急時にはエネルギー確保が優先されますが、炭水化物に偏った食事が続くとビタミンやミネラルが不足しがちになり、免疫力が低下してしまいます。普段の生活ならば、日々の食事の中で調整可能ですが、災害時にはそうはいきません。コンビニもなく、調理設備もない中で暮らしていかなかればなりません。そして今回のシンポジウムでは、家庭における「食の備え」の重要性も感じました。

 

自然災害大国といわれている日本においては、「災害食」を家庭内食育のひとつとして考えていく必要があると思います。大規模な災害があったその時は、我がコトとして考える人達も、時間が過ぎてしまうと、忙しい日常につい忘れてしまいがちです。

 

災害と食。ここでも、管理栄養士・栄養士が、専門家として社会に貢献できることがあるように思います。

 

 

 

 

 

 

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