食育シンポジウム

03.02.2015

2015年2月28日(土)すみだリバーサイドホールで開催された、第9回食育シンポジウムに参加しました。毎年この時期に行われるシンポジウムでは、全国各地の保育園・幼稚園関係者の方々や食育に関わる方など、総勢約300名が参加されています。

 

 

今年も興味深い食育事例発表がたくさんありました。各事例はアプローチの仕方こそ様々ですが、共通していることは子ども達が主体となって食べる力を育み、豊かな心の育成へと繋げること。厳選により表彰された事例は、どれも素晴らしいものでした。

 

 

厚生労働大臣賞を受賞された、「自給自足を活かした食育」では、畑仕事のプロセスを伝えることで移り行く食材の成長過程を直に感じ、育てる喜びを知るというもの。畑仕事では、「臭い」「汚い」「触りたくない」と声を上げていた子ども達も、実際に土に触れ自分自身で野菜を育てることで「食べてみよう」という気持ちが生まれたようです。野菜ひとつとっても、形が不揃いのものあれば、時間を経て色や形が変化するものもある。子ども達の学びに、大人が寄り添っているところも印象的でした。

 

 

 

全体講評の中で、これからの食育についてのコメントが数多くありました。

かつては、食を学ぶ場は家庭の中にありましたが、共働き家族が増えなかなかな難しい現代においては、保育園や幼稚園は重要な食育の場になっています。また、園内で活動を留めることなく、子ども達の様子を保護者へ伝達し、家庭での様子もアンケート等によって情報収集しながら保育園・幼稚園と家庭が双方向に連携することが今後ますます大切になっています。

子ども達から家庭へ、そして地域の人々へ、地域全体の活性化へという流れをつくることで、食の文化、伝統を受け継いでいくことに繋がるとの意見もありました。食育とは単なるイベントではなく、どのように日常の「営み」へと定着させるかが大切です。

子ども達が自発的に食と関わり、関心を持てるように促していくために、大人は小さなきっかけや気づきを与え、それを見守る姿勢が必要なのだと思います。

今回の参加で、少し数年前との違いを感じました。それは、食育が子ども同士、子どもと大人、地域の人々をつなぐものであることがはっきりと謳われていたことです。食育の役割が、これまで以上に広くより新しく変化することで、食育の担い手である栄養士の価値も変わってくるのではないでしょうか。

 

 

 

Please reload

Featured Posts

【代表blog】ロータステーブルラボPV公開

December 7, 2019

1/10
Please reload

Recent Posts
Please reload

Please reload

  • Facebook B&W

©2019LotusTable