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いま日本女性の健康に求められるもの


2016年3月5日(土) JA共済ビルカンファレンスホールにて、「女性の健康支援のための社会連携構築シンポジウム」が開催されました。医療者のみならず、政界、経済界、自治体、市民団体から代表者が集結し、「女性の健康」について様々な角度から意見交換、情報発信が行われました。

日本の経済成長において「女性の活躍」が重要視され、国家政策が打ち出されています。男女雇用機会均等法が施行された頃に第一線で活躍していた女性が、現在、更年期に差し掛かっています。女性管理職の登用が推進される中、更年期世代女性は自身の健康問題と仕事との両立に悩むケースも報告されているようです。

キャリア5〜10年目あたりで迎える「出産・妊娠」と管理職への昇進時期となる「更年期」は、女性がライフイベントとキャリアアップの狭間でストレスを感じる頃でもあります。

なかでも印象的だったお話は「元気管理」と「心身の安定」をいかに行うかということです。体が元気でも心が落ち込んでしまっては、良い仕事につながりません。また、浮き沈みが大きいと周囲との調和が保てず、人間関係にも影響してしまいます。

特に女性は、毎月の月経によるホルモンバランスの変化により、好調、不調の波が顕著に出ることもあります。シンポジウムでは、出産や更年期だけではなく、女性の生涯を通じた健康教育、社会全体で女性の健康支援を行う必要があるという提言がなされました。

食と栄養に関わるものとしては、やはり食生活面からのサポートを積極的に行っていきたいと考えています。規則正しい食生活は、生活リズムを整え、QOLの向上にもつながります。女性にとって重要な栄養素(鉄、葉酸、カルシウム等)をしっかり摂ることや、欠食、偏食をできるだけなくすよう啓蒙していきます。そして、女性の社会進出を推進することと同時に、女性の健康にも注目して各界の政策が進められるよう働きかけを行っていきたいと思っております。


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